はいたーいも!
先日、田芋と同じく沖縄の誇る、伝統工芸品
琉球漆器に携わる方と一緒に
田芋料理と琉球漆器を楽しみながらゆんたく会を開きました。
かねてから、琉球漆器をより身近なものにと尽力されてきた玉栄さんに、琉球漆器を持ってきていただき、そこに参加者みんなで作った田芋料理を盛り付けてみました。
漆器は、自然からいただいた原料で作られ、軽くて口当たりもよい器です。
沖縄は、古くから漆器を作るのに適した気候(多湿)でもあるんですよ!
琉球王朝時代には琉球漆器の技術が花開き、他国との貿易でも多用されてきました。
現在は、漆器は扱いにくく高価な器であるとの認識が広まり、家庭で身近に触れることが少なくなってきました。
ですが、決して扱いにくい器ではなく(沈金などの装飾が施されていなければ)、普通に洗うこともできるし、
手入れといっても、陶器などと同様に洗ったあとに拭くだけです。
また、重い器を持つことが困難なお年寄りや小さな子供にも、使いやすいうつわです。
熱い汁ものを入れても、漆のうつわはじんわりとあたたかくなるので、やけどもしにくいでしょう。
また、割れても修理可能な器なので、大事に使えば半永久的にもちます。
漆のうつわ作りは、とても手間がかかりますが、このような点から見れば、使い捨てのお皿をいくつも使うより、経済的で自然にとっても
よいのではないでしょうか。
さてさて、うんちくはこのくらいにして、田芋料理のご紹介
汁ものから時計周りに・・・・・・。
むじ汁・田芋コロッケ・黒豆ごはん・どぅるわかしー・でぃんがく
でした!使ったのは、もちろん
宜野湾市大山産田芋&むじ
琉球伝統、二つのもののコラボレーション!
琉球漆器で食べる、田芋料理はなんだか感慨深いものがありました。
田芋料理を楽しみながら、漆器のこと田芋のこと、いろいろな話に花が咲きました~
玉栄さん、素敵な漆器を沢山持ってきていただきありがたーいも!
(ちなみに、でぃんがくが入っていた、そばちょこ風の赤い漆器は輪島塗です。輪島の美しき郷土料理「すいぜん」を入れる、ものです。あしからず~)
このような会を、公民館などで開けたらなあと、考えております。